みなさん、こんにちは~。
ごきげんいかがですか~。
木彫り屋店長 まさまるです。
例年にくらべると暖かい日が続いている?阿寒湖畔。そうは言っても阿寒湖は海抜419m。雨でも降ろうものならいつ霙や雪に変わるかわからない季節となってきました。タイヤ交換の時期になっちゃいましたね。
紅葉の時期。場所によっては見ごろの所もありますし、葉っぱが散ってしまった所もあります。
同じ樹木でも紅葉の進み具合が場所によって違います。陽の当たりかたの違いで(紅葉の)葉っぱの色が違うらしいです。
例えば、ハウチワカエデ。
自分のイメージでは真っ赤な紅葉。それが陽があまり当たらない所では、黄色になっていて少しびっくりしました。図鑑の説明では、生育環境の違いによっては、同じ樹木でも赤や黄色、オレンジ色の紅葉があるようです。
また、葉っぱが、緑から黄色そして赤と順番に変わることもあるようですし(緑ー黄色ー赤)、緑から黄色をあっという間に通り越して赤になる場合(緑ー(黄色)ー赤)もあるようです。なかには赤までいかず、黄色で黄葉でストップしてしまうもの(緑ー黄色)まであるようです。
ひぇ~、複雑ですね~!?
さて今回は、今やレトロ感満載の木彫りの作品を紹介したいと思います。以前、自身のブログ36.実用的な?木彫りの置物を少し紹介します。これは・・・・・。ではお酒を置く木彫り作品を紹介しました。
今回もお酒を置く木彫りなのですが、ウィスキービンを置く木彫りの熊に絞って見ていこうと思っています。3つ紹介します。
それでは『木彫り愛』の心で、懐かしく何かを思い出すかのような暖かい気持ちでよろしくお願いします!
まずは懐かしいウィスキーのビンの写真です。お客様の中には木彫り作品ではなく、ビンの写真を撮らせてほしいって方もたまにいらっしゃいます。今の40、50代以上の方でお酒好きの方はおなじみなのではないでしょうか。
このビン、阿寒湖のロゴが入っています。マリモ祭りのマリモを迎える儀式か返還の儀式の絵らしいですね。背景の山は雄阿寒岳ですよね。今となってみればとてもレアなビンかもしれません(笑)。マニアの方にはたまらないかもしれませんね(ビン?マニア)。
それでは、まずウィスキービンをのせている熊ちゃんたちの集合写真です。
素材はすべてシナノキです。手前の2つは、木目を生かした薄いオイルステインなどの仕上げで、後ろの1つは、着色です。後ろの作品がこの3つの中ではおそらく一番有名なのではないでしょうか(1度は見たことがあるかもしれません)。
これらの作品を見て懐かしく思う方々が多いはずです。当時それだけこれらの作品のインパクトが強かったのでしょう!
「熊がウィスキーを抱っこしてる~!おもしろい~!」
「なんだこれ~!(笑)。ありえねぇ~。楽しいね~!」
作家さんたちは日々、彫りの技術向上のため努力していたのと同時にいろいろなアイデアを練っていたのですね。お疲れ様でございます。
では一つ一つアップで見てみましょう!
ビンを置く形では2番のタイプは、ビンを少し斜めにしながら差し入れ、それからビンを正面にします。そうすると(ビンが)落ちそうで落ちないですね。木目を消してないので、木彫りらしさありますよ~。
1,3番のタイプは大きさが合えば、ウィスキーのビン(ダルマ)以外でも置くことが可能です。大きめのスマホなど、今ではいいのかもしれません。
3つとも木彫りの熊ちゃんが存在感あります。ボリューム半端なし!なので忘れてはならない物を置くのもいいですね。部屋の鍵、車の鍵など。
もちろん、ウィスキービンが最高ですが・・・・・(最近ウィスキー飲まれなくなったからなぁ~(笑)どうでしょうか?いろいろな用途を模索しては)。
最後にアイヌ文化と酒について簡単に(詳しくは自身のブログ36番にて)。
アイヌ文化では、天界にいる神が大好きなもの。それがお酒とイナウ(木幣)です。人間世界のお酒一滴が神の世界では一樽になります。すげぇ~!
イクパスイ(捧酒箸)という木製の祭具を使用して、カムイ(神・環境)に酒などの供物をささげます。
北海道の名付け親として知られる松浦武四郎は、北海道をめぐる旅の中で、道案内をしてくれているアイヌの人々に必ず酒やタバコを、ねぎらいの意味で差し入れていました。とても喜ばれたそうです。お互いの信頼感を大きくする効果があったらしい。アイヌの人々にとってお酒は彼らの神とつながる大事なものだったのですね。
それではまた面白く楽しい作品がありましたら紹介していきたいと思っています。
最後までお付き合いしていただきまして本当にありがとうございました!お元気で!
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