木霊・・・こだま。樹木に宿る精霊。木の精。精霊は山中を敏捷に自在に駆け回るとされる。木霊は外見はごく普通の樹木であるが、切り倒そうとすると祟られるか神通力に似た不思議な力を有するとされる(ウィキペディァ)。
~(アイヌの人々は)かつて人間がとりまくすべてのものに、人間と同じような精神の働きを見、それをカムイと呼んで、人間とカムイの共存こそがこの世を豊かに暮らす道であると考えていた~(中川裕 千葉大学文学部教授「ゴールデンカムイ」アイヌ語監修者)
みなさん、こんにちは~。
ごきげんいかがですか~。
木彫り屋店長 まさまるです。
お盆すぎから天気がコロコロ変わる阿寒湖畔。
曇りの日が多いですね。
最低気温が一桁の日も何度かありました。
暑い~って叫んでいた7月後半から8月前半が遠い昔の感覚です。
ちょうどオリンピックが開催されていた時が、ホント暑かったですね。
今回は、木霊の楽園!北海道!樹木をみよう~(11)ハマナス1 の追加で、ハマナスの「実」(果実)の写真を簡単にみていきたいと思っています。
みなさんに少しでもお時間のある時、外に出ていただいて、自然の樹木や花などにふれ、ゆっくり散歩して、大空を見上げて、日頃のストレスを軽減していただければ、とてもうれしいです。
それでは、みなさん、『樹木愛』の心で、リラックスして、いきましょう!
ハマナスの実(果実)阿寒湖畔
8月初めのハマナスの実の写真です。
ハマナスの果実は、まだ緑色です。
阿寒湖では、7月中ごろから、ハマナスの豪華な花がぽつぽつ咲き出します。
ホントきれいな花ですね。ひときわ目立ちます。
ほんと思わず見惚れてしまうほど鮮やかな花ですね。
ハマナスの花は、1978年に北海道の花に指定されています。納得ですね。
それに、市町村の木としての指定はありませんが、ハマナスの花は、15市町が指定しています。石狩市や北見市、斜里町など。
では、2週間くらいたった8月中旬のハマナスの実を見てみましょう!
緑色からオレンジ色に変わってきたハマナスの実。トマトのようですね。
ハマナスは、アイヌ語で「マウニ」。果実は「マウ」。
豊かな栄養素をもつハマナスの果実は、ビタミンCがたっぷりです。
生でも食べることができ、リンゴに似た味だそうです(自分は生では食べたことはまだありません)。
アイヌ文化では、冬場の保存食糧としてもとても重宝されていました(詳しいことは、「木霊の楽園!北海道!樹木をみよう~(11)ハマナス 1」で)。
では、8月後半のハマナスの実です。どうなったでしょうか?
オレンジ色から赤色に変わってきてますね(緑・オレンジ・赤)。
カラスが突っついたのでしょうか、落ちていた実がありました。
これからどんどん実が赤くなって食べごろになるのでしょうね。
ちなみに庭の菜園のトマトは、まだ7割緑色です。
阿寒湖では、ハマナスの方が赤くなるのが(トマトより)少し早いのですね。
ハマナスは、花も大きくて目立ちますが、果実もそれなりに立派でやはり目立ちます。
ハマナスは、遠くからでも花、果実がなっているのがわかります。色が鮮やかなのと大きいからですね。
以上、今回は、ハマナスの実(果実)について写真を中心に見てきました。
樹木やお花を見ていると、季節の移り変わりが実感できますね。
だいたい同じ時期に花が開いたり、実をつけたり。自然の営みなのですね。
ホントたまには広っぱで、大空をゆっくり静かに見上げたいものですね。
では、みなさん、最後までお付き合いしていただきまして本当にありがとうございました!
お元気で!
(参考資料)
・アイヌと自然シリーズ第3集 アイヌと植物編(財団法人アイヌ博物館)
・コタン生物記 樹木・雑草編Ⅰ(更科源蔵、更級光 青土社)
・知りたい北海道の木100(佐藤孝夫 亜璃西社)
・アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」(中川裕著 集英社新書)
・木霊の楽園!北海道!樹木をみよう~(11)ハマナス 1
・木霊の楽園!北海道!樹木をみよう~(10)身近な野菜のお花
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