31. 癒しの樹木は、意外と身近にありますね!東京編

東京スカイツリーとお月様日本各地の自然

みなさん、こんにちは~。
ごきげんいかがですか~。
木彫り屋店長 まさまるです。

先日、用事で東京へ行ってきました。
緊急事態宣言」の中、一応、用心して行きました。北海道も東京も「緊急事態宣言」が出されていましたから。

阿寒湖は、本当にひっそりと静まりかえっています。
東京は、地元の人が言うには、やはり外に出ている人は減っているそうです。

自分は、人気(ひとけ)がなくなった観光地・阿寒湖から来たので、(東京は)それでも ”人、いるんだなぁ~、久しぶりにこんなにたくさんの人をみたなぁ~”、とまるで山ごもりしていた人のようでした。人々がたくさん歩いていてうれしく思いました。大げさかっ!?

少し自由な時間がとれて、浅草周辺を散歩してみました。

今回は、都会でも、意外と私たちの身近なところに、「癒しの樹木」がたくさんあることを、ざっくばらんに書いてみたいと思います。

もちろん、東京には、北海道のように、原始林が広大に広がっているわけではありませんよね。でも、整備されている街路樹やしっかり剪定されている神社などの樹木がたくさんあるように感じました。すごく感心しました。

忙しい日常生活で、これらの樹木に気づいて、気にかけて観察している人がどのくらいいますでしょうか?

電車やバスの時間に間に合うように、みなさん、早足で歩かれているのではないでしょうか。仕方ないとは思います。それぞれ事情がありますからね。

自分の通勤路・通学路にある樹木の名前を覚えてみると、季節によって変化する(特に広葉樹)樹木に、少し興味がわいてきて注目するかもしれません。

私自身、そうだったのですが、意外と身近にある樹木や花の名前がわからなかったりします。街路樹などにも、その樹木・花の名前がわかるような立て札や小さな看板みたいなものがあれば、うれしいですね。

浅草寺の境内にある壮大な樹木には、しっかり立て札があり、名前がわかるようになっていました。ありがたかったです。

目次

街路樹・カツラ

私のブログ、「木霊の楽園!北海道!樹木をみよう」シリーズの第3回めであつかったカツラの街路樹がありました。

そのカツラの木の下には、休憩できるイスがあり、わたしはイスに座り、カツラを見上げたり、歩き過ぎていく人々を見守っていました。空を見上げて宇宙も感じました。私以外にも休憩していた人が3,4人いました。

カツラの木は、そんなには太くはなかったのですが、5本以上ありました。日陰になる場所もあり、「都会のオアシス」だなぁ~、なんて。大げさですかな?

アイヌ文化とカツラの木」のところで取り上げたのですが、カツラの木は寿命が長いことから、「森の精霊」、「森の番人」などといわれることも多く、いわゆる「神木」になっていることがたくさんあります。

われわれ人間を温かく見守ってくれている存在ですね。

“おじいさん、おばあさん”的な存在です。癒しの樹木ですね。

秋になると黄葉もきれいですし、匂いもよい樹木です。

一番の特徴は、葉っぱですね!

かわいいハート型です!これが所狭しとたくさん茂ります。癒されますよ~。

では、今回、東京で出会えたカツラの街路樹です。

東京2021.5カツラの木1
東京の街路樹・カツラ(1)

東京2021.5カツラ2
東京の街路樹・カツラ(2)

ハート型の葉っぱが、本当にかわいいですね!ぜひ近所の樹木の名前を覚えて観察して見ましょう!季節ごとに写真を撮っておくのも楽しいですよ~!

街路樹・プラタナス(モミジバスズカケノキ)

街路樹でおなじみの木です。プラタナスといった方がポピュラーですね。

北海道でも有名で、札幌市の大通り公園や旭川市の神楽通りなど、街路樹や公園樹木として、植栽されています。

今回歩いた東京の通りでも、たくさんのプラタナスが植栽されていました。

プラタナスの特徴は、葉っぱや樹皮です。すぐわかりますね。葉っぱは、手のひら状で、大きな葉です。樹皮はまるで迷彩服のような、まだら模様ですね。

阿寒湖では、おそらくこの木はないと思います。

プラタナスの枝からぶら下がる、球形の果実がかわいいですよね。10月頃から熟して色が緑から黄褐色に変化します。ぜひ、写真をとってみてくださいね。

東京2021.5プラタナス
東京の街路樹・プラタナス

隣に東京スカイツリーが見えますね。
天気が良いときには、ゆっくり散歩をしたい通りです。電信柱は、仕方ないと思っています。

このプラタナスなどのスズカケノキ類は、世界4大並木の1つらしいですね。

浅草寺境内の樹木を簡単に紹介

はじめて浅草寺に行きました。残念ながら、コロナ禍のため、仲見世の商店街は、8割くらい休んでいました。仕方ないですね、こればっかりは。

よくテレビでみる賑わいはなかったです。それでも阿寒湖よりは観光のお客さんはいましたね。

境内には、しっかり管理された樹木たちが貫禄をもってそびえていました。

なかでも、「神木のイチョウ」の木がすごかったです!神木~!

浅草寺の「神木・イチョウ」
浅草寺・神木のイチョウ

迫力満点でした!このイチョウの下に設置してある丸太のイスに座って、一服しました。

とても落ち着きました!ありがたい、ありがたい!

イチョウの木は、北海道にもあります。有名なところでは、札幌の道庁前庭や道庁前通りですかね。

残念ながら、阿寒湖には、イチョウはありません。阿寒湖は、冬、-30℃くらいまで下がる時がありますので、仕方ないですね。

イチョウの木に関しては、また後日いろいろ書きたいと思っています。

それにしても、浅草寺の神木・イチョウを見れてうれしかったです。黄葉の時期にもう1度行ってみたいです!

浅草寺のイチョウについての説明の看板がありましたので、一応掲載しておきます。

浅草寺の神木・いちょう
 浅草寺本堂東南に位置するこのいちょうは、源頼朝公が浅草寺参拝の折、挿した枝から発芽したと伝えられる。
 昭和五年に当時の文部省より天然記念物に指定されたが、昭和二十年三月十日の戦災で大半を焼失した。今は天然記念物の指定は取り消されたが、あの戦災をくぐり抜けた神木として、今も多くの人々に慕われている。
                             金龍山 浅草寺

それでは、浅草寺境内の他の樹木の一部の写真を見てみましょう。どれも阿寒湖では、見ることのできない樹木です。

浅草寺・クスノキ(1)

浅草寺2021.5クスノキ2
浅草寺・クスノキ(2)

浅草寺・シラカシ(1)

浅草寺・シラカシ2
浅草寺・シラカシ(2)

自分が浅草寺に行った時、たまたま剪定の方々がいて、いろいろと作業をしてました。これだけの大木を管理するのは、大変ですね。水撒きなどもおこなわれていました。

今回は、東京の街中を少し歩いてみて、意外と身近なところに「都会のオアシス」=街路樹があったりして、驚きとうれしさが込み上げてきました。


癒しの樹木


街路樹は、街の整備計画の中では、その木がもっている適性や力(繁殖力)を考慮して、選定されます。むやみに好きな木を植栽すればいいというわけではありません。

バランスが大切ですね。街と自然。人間と自然。

ちなみに自分がいる北海道の釧路市は、調べたわけではないのですが、街路樹は、ナナカマドハルニレが多い気がするのですけれど・・・。釧路市の市の木は、ハシドイですが、ハシドイはどうなのだろうか?宿題の1つとさせていただきます。

それでは、みなさん、最後までお付き合いしていただきまして、本当にありがとうございました。

時間がありましたら、外に少し出て、近所の街路樹やお花を観察してみてくださいね!

これからも『樹木愛』の心をもってまた、お会いしましょう!

お元気で~!

木霊の楽園!北海道!樹木をみよう~(1)豊頃町のハルニレ
木霊の楽園!北海道!樹木をみよう~(3)カツラ 阿寒湖編
木霊の楽園!北海道!樹木をみよう~(6)ナナカマド 阿寒湖編
・アイヌ文化とハルニレ
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