89. 木霊の楽園!北海道!樹木をみよう~(26)ミズキ②クマちゃん大好き、ミズキの実!

アイヌ文化
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みなさん、こんにちは~。
ごきげんいかがですか~。
木彫り屋店長 まさまるです。

10月もはや中旬。今年は阿寒湖の大きな行事である「まりも祭り」(10月8~10日)のほとんどのイベントが中止で、何か気持ちが落ち着かないというか、ふわふわしています。

阿寒湖チュウルイ島のマリモ展示観察センターのまりも


そんな中でも季節は着実に進んでいますね。先日のボッケ遊歩道(阿寒湖自然探勝路)を歩いてきました。紅葉はいつもより遅いのかな?目立たない所で色づき始めたハウチワカエデかな?(遠くから眺めていました)。ひっそり佇んでいました。きれいでした(ニコニコ)。

阿寒湖ボッケ遊歩道 紅葉1
阿寒湖ボッケ遊歩道 紅葉2

さて今回はミズキの木の実の移り変わりの写真を中心に見ていきたいと思っています。
ミズキの果実はクマちゃんが好んで食べる実らしいです。本当かどうかわかりませんが、水平に枝を伸ばすミズキの枝を、ハンモックのようにして寝転がって腕を上に伸ばしムシャムシャ食べるようです。

ま、まじかよ・・・・・!

童話やアニメに出てくるようなクマではないか!?
だいたいあの細い枝がクマを支えられるのか?そんな疑問を持ちつつ、ハンモック熊ちゃんをおもしろく想像しています。

また、アイヌ文化の中ではミズキと熊の深い関係がよく語られています。例えば、ミズキのイナウ(木幣)は、神の国にいくとになったり、になったりするようですし、「ミズキの木幣がほしかったら、わたしのところにおいで」と祈れば、その熊は必ず獲れるという言い伝えもあるそうです(詳しくはブログ82.木霊の楽園!北海道!~(22)ミズキとアイヌ文化。クマさんの避難所?をお読みくださいね)。

それでは、ミズキの果実が熟していく様子を(ご馳走を待っている熊ちゃんの気持ちになって)写真で見ていきましょう!

いつもながら『樹木愛』の心でよろしくお願いします。

1~3枚目は7月29日から8月9日の写真です。

ミズキの実1 緑色 7月29日 阿寒湖畔
ミズキの実2 緑色 7月29日 阿寒湖畔
ミズキの実3 緑色 8月9日 阿寒湖畔

7月後半から8月中旬はまだ緑色ですね(食べごろはまだまだ先ですね)。


そして8月後半になりますと!

ミズキの実4 うす紫色 8月21日 阿寒湖畔
ミズキの実5 うす紫色 8月21日 阿寒湖畔
ミズキの実6 うす紫色 8月21日 阿寒湖畔

おぉ~!緑色からうす紫色へと変化してきました。熟すのはまだまだです。おいしそうに見えてきました!

9月に入りました。ゴールに近づいてきましたか!?

ミズキの実7 うす紫から紫へ 9月11日 阿寒湖畔
ミズキの実8 うす紫から紫へ 9月11日 阿寒湖畔

おいしそうな濃い紫に変わってきました。そろそろご馳走にありつけますかな?クマちゃん!

9枚目の写真はそれから11日後の9月22日、10枚目は9月29日になります。

ミズキの写真9 熟してきました! 9月22日 阿寒湖畔
ミズキの実10 食べごろですか! 9月29日 阿寒湖畔

熟してきましたね。おいしそうに見えてきましたね。

以上、2ヶ月間ミズキの果実について観察してきました。緑色の果実が濃い紫色に熟すまでだいだい2ヶ月でした。個体差があると思いますが意外と長くかかるものなんですね。

1つの樹木を一年を通じて観察することは、その樹木を理解するのに大切なことだなぁ~てつくづく感じました。その地域の樹木マップ(地図)などを作成して、数多くの樹木を見て回れたら、また違う発見があるかもしれませんね。修学旅行で生徒が眠ったか各部屋をまわってチェックする先生のように(笑)。

先日、店番をしていた時に、お客様から「“まさまる日記”、読んでいるよ~」って声をかけられました。名古屋からいらっしゃったご夫婦でした。そのご夫婦も樹木好きでした。木々の話しで盛り上がりました。ホントうれしかったです。その節はありがとうございました。そうやって声をかけていただけると励みになります。『樹木愛』の心でこれからも発信していきますのでよろしくお願いします。

では最後にミズキの紅葉の写真でしめたいと思います。

最後までお付き合いしていただきましてありがとうございました!

ミズキの紅葉1 阿寒湖畔 (2022年10月16日)
ミズキの紅葉2 阿寒湖畔 (2022年10月16日)

(参考資料)
・コタン生物記Ⅰ 樹木・雑草編(更級源蔵、更級光著 青土社)
・アイヌ植物誌(福岡イト子著、佐藤寿子挿画 草風館)
・知りたい北海道の木100(佐藤孝夫著 亜璃西社)

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