みなさん、こんにちは~。
ごきげんいかがですか~。
木彫り屋店長 まさまるです。
10月に入り阿寒湖畔はゆっくりと静かに季節が移行しています。9月が暖かかったせいなのか紅葉はゆるやかです。
今年度出来た施設ですが、阿寒湖の第一遊覧船乗り場近くにおしゃれな足湯があります。自分はまだ入ったことがありませんが、なかなかの評判らしいです。阿寒湖まりも足湯「ウレ・カリプ」といいます。
ホテルの温泉に浸かる時間のない方にもお薦めです。屋根があるので雨でも雪?でも大丈夫!?
それでは今回は、「工房がんま」こと岩間次雄さん、幹雄さん親子の作品を紹介していきたいと思います。
“がんま”という特徴あるネーミング。自分が新人の頃は意味がわかりませんでした。名字が岩間(いわま)さんだから”がんま”なのですね。わかった時はすっきりしました。
“がんま”といえば「がんまのコロポックル」が超有名です。今回はそのコロポックルではなくて、なかなか”味のある”アイヌ人形「がんまのアイヌ酋長」を中心に見ていきたいと思っています。がんまのコロポックルが見たい方はググれば簡単に出てきますので見てくださいね。
それでは『木彫り愛』の心でよろしくお願いします。
がんまのアイヌ酋長
工房がんまさんは1970年開業。もう50年以上になるのですね。それ以降、数々の北海道の木彫り展覧会などで知事賞を受賞しています。実績あります。また日本各地で行われている木のクラフト展に出品したり、2012年以降では台湾など外国などにも出品しています。
北海道の木彫り業界では知らない人はいないと思います。
では早速ですが、アイヌ酋長の作品をどんどん見ていきましょう。これはずいぶん前の作品なのでお父さんの岩間次雄さんの作品になるのかもしれません。
この作品の材質はイチイ材です。がんま作品はほとんど着色するようなものがありません。素材を生かしています。見れば見るほど好きになっていく作品です。
では次にいきましょう!
この作品はエンジュ材です。なかなか憎めない顔をしてらっしゃる(笑い)!
先ほどのイチイ材の作品、そしてこのエンジュ材の作品は少し大きめです。それでは、これより小さな作品をあと5点足早に紹介します(全部で計7点)。似ているようで似ていない、個性ある表情です!
似てる~、区別がつかな~い!?の声が聞こえてきそうですね。
これらの作品を見分けるコツは、アゴ(顎)の部分。アゴヒゲの黄色の部分(それでも似すぎているものもあります)。
エンジュ材の白太部分の黄色の感じが違います。まぁ同じ作者なので顔はどうしても似てくると思います。でもよく見ると違いますよね。また、こちらの(その作品を見る時の)その時の気持ちによっても変わるのかもしれませんね。ではさらに小さめの残り2点です。
2番3番7番は似てますね。でもよく見るとエンジュ材の黄色の部分の出かたが違いますし、3と7は顔の向きや表情が微妙に違います。
それにしてもなかなか味がありますね。自分好みですわ(笑)!
以上、簡単にがんま作アイヌ酋長(アイヌ人形)7点を見てきました。先ほども言いましたが、がんまさんというと「コロポックル」で有名ですが、今回のこれらの作品も味わいがあり個性豊かで見ていると楽しくなりますね(主観)。
アイヌ酋長の他にもフクロウやアイヌ夫婦などの作品がありますが、最近のがんまのフクロウを掲載しておしまいにしたいと思います。みなさん最後までお付き合いしていただきまして本当にありがとうございました!お元気で!これからも『木彫り愛』の心でよろしくお願いいたします!
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