みなさん、こんにちは~。
お元気ですか~。
木彫り屋店長まさまるで~す。
今回も前回に引き続き「金岡・國光 木彫りの動物園・水族館」シリーズです。
動物園・水族館と題していますが、自分たちの身近にいる動物なども取り上げていくつもりです(汗)まぁ動物園に紛れ込んだかそれとも飼い主さんのお供として(おそらく動物園に自分のペットを連れて行けないと思いますが)、そんな動物たちも登場予定です。
では前回と同様金岡茂之さん(金岡父)の作品3点と國光さんの作品1点を紹介します。
それでは、『木彫り愛・樹木愛』の心でよろしくお願いしま~す!
たぬたぬ・・・タヌキです
同じ作家さんでも彫った時代によりその作風が変化してきます。そのあたりも注意してみると面白いですね。
(1)シナノキ色
もう一枚見てみましょう。
顔の表情が意外とリアルじゃないですか?
とぼけたイメージのあるタヌタヌ。
でもこの作品は、タヌキの生活のひとコマを瞬間的に切り抜いた、そんなリアリティがあるような・・・。外見は絶対にタヌタヌなのにキツネのような軽いフットワーク感。自分が抱くタヌキのおっとりイメージをくつがえすすごいタヌタヌだなぁとビビリました。人それぞれいろいろな見方があっていいと思います。
では次の作品です。
(2)招きタヌキ座り
この作品も金岡さんの作品です。材料はシナノキ?センノキ?少し難しいところです。金岡さんはセンノキをよく使用していましたし、またセンノキの着色も多かったですし。普通、着色するのはシナノキですけど、質感は何となくセンノキっぽい感じはするし・・・。今回は材料の判別は保留にしておきます。すみません。
何枚か角度を変えて見てみましょう!
かわいらしい招きタヌタヌですね。おっとりした感じがでていますね。タヌキのイメージってこんな感じですよね(同意を求めています笑)。
(3)エンジュのシブいエゾタヌキ
エンジュで彫られた作品です。かっこいいタヌタヌです。毛彫りしております。木目も最高っす!技術力ありますなぁ~さすが!
では何枚か見ていきましょう!
いい表情してはりますなぁ~。
以上金岡動物園、現場からでした!
続いて、國光さんのタヌキを見てみましょう!
國光作 エゾタヌキ
國光さんは、札幌の大手問屋さんや製造兼問屋さんのお抱え作家さんだったので、面識はありませんでした。なのであまり作家情報が入ってこなっかたです。詳しい情報がありましたらぜひ教えてくださいませ。阿寒湖のお店にいらっしゃったお客さんに、國光さんのお知り合いの方がおりました。
作風は、この方も金岡さんと同じように、斬新的で面白い!
みなさんがよく知っている「鮭が熊をくわえている”逆襲”」シリーズを考案・製作・発表された作家さんです。
この作品は竹炭パウダーをポリレジンに溶かし、型にはめたものです。デザインされたのが國光さんです。当時はこれをしっかり木彫りで製作していました。おもしろいですよね!手作りでした。木彫りの現物があればよかったのですが販売してしまいました(泣)写真はあったはずだけど・・・。
逆襲はいろいろなパターンがありました。この木彫りの”逆襲”に出会う機会はあるのだろうか?
少し愚痴ってしまいましたが、今回は逆襲の作品の話ではなくて、國光作のタヌタヌ(タヌキ)です。それでは見てみましょう!
かわいい。かわいすぎる。心が安らかになります。この作品を見るとお客さんは、立ち止まり、ニコニコします。憎めない顔立ちですね。
みなさんはどんな感想をもちましたか?
以上、「金岡・國光 動物園」のタヌキブロックからでした!
最後までお付き合いしていただきまして本当にありがとうございました!
お元気で!
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