みなさん、こんにちは~。
ごきげんいかがですか~。
木彫り屋店長 まさまるです。
12月に入りました。いつもの台詞ですが、「一年早いよね~」ですね。
阿寒湖は、11月末に、10cmくらいの雪が降り、根雪になるのかなぁ~なんて思っていたら、なんと先日、大雨!台風並みの強烈なもので、ほとんど雪が溶けてしまいました。
それ以降も例年とくらべると暖かく、沖縄からいらっしゃった観光のお客様から、「寒くなく暖かいね~、着込んできたのになぁ~(残念!)」と。
観光にいらっしゃった方にしてみれば、やはり「北海道は寒くなきゃ(笑い)」ということでしょうね。
それでは今回は、1年を通して観察してきましたイヌエンジュの木を、写真を中心に簡単に見ていきたいと思います。
今の時期は、ミズナラやカシワの茶色になった葉っぱくらいしかなく、少し地味な季節ですね。根雪なるまで辛抱!かな。「樹木と雪景色」は、幻想的!
でもナナカマドの赤い実はきれいですね!
この前、雪が積もったときは、「やっぱり、ナナカマドだよね~!」、「これがいいんだなぁ(しみじみ)」と。雪とナナカマドの実の赤のコントラスト、最高ですね!
また、冬は星がきれいですね。
少しでも日頃のストレスを軽減できるよう、軽く散歩してみましょう!(私自身にも言い聞かせています)
では『樹木愛』の心で、よろしくお願いします!
目次
春のイヌエンジュ
4月~5月中頃までのイヌエンジュは、芽吹きが遅く、まだ枝が目立つのみですね。
イヌエンジュの春は、まだ来ずって感じですね。
芽吹きの季節(5月末から)
5月末から6月にかけて、イヌエンジュの芽吹きが始まります。うれしい~!春がやっと来たよ~!
イヌエンジュは、ヤチダモやミズナラなどのように芽吹きが遅く、桜が散る頃、芽吹いてきます。
青空の中の芽吹きは、気持ちいいですね!気分爽快です!
イヌエンジュの芽吹きのことを知らなかった頃の自分は、遠くから眺めていて、何の白い花なのだろうか?なんて思っていました。花などではなく、銀白色の葉の芽吹きだったのですね!
ホント幻想的な芽吹き。はじめて見たとき、正直、驚きました。イヌエンジュの芽吹き(木霊の楽園!北海道!樹木をみよう~(9))を観察するという楽しみが1つ増えました。ありがとう、イヌエンジュ。また来年!
イヌエンジュの葉
イヌエンジュは、羽状複葉です。
長さ4~8cmの小さな葉っぱが、7~13枚が鳥の羽のようにつきます。
小さな葉っぱは、ギザギザはなく、先はやや尖ります。
見ているだけで、北海道の夏のさわやかさを感じますね(暑い時は、もちろんありますけど(笑))。
イヌエンジュの花
7月末から8月にかけて、イヌエンジュは、白い花を咲かせます。
縦長に伸びる白いイヌエンジュの花(木霊の楽園!北海道!樹木をみよう~(12))。特徴的でわかりやすいですね。
それでは、季節を進めます。
イヌエンジュの果実(豆果)
9月末頃から10月にかけて、イヌエンジュは、果実(豆果)を作ります。
豆の形(豆果とうか)で、長さ4~8cm、幅約1cm。はじめは、黄緑色で、10月に熟して褐色になります。
それから11月に入り12月。落葉樹ですので、葉っぱが落ち、褐色になった豆果の一部が今もなお、少し、枝についています。道端の細い幹にこれがついていれば、イヌエンジュだ、とすぐ気がつきます。最終的には、それもなくなり、「また来年!」って感じになりますかね。
四季を通じて観察してみた樹木は、これまでナナカマド(木霊の楽園!北海道!樹木をみよう~(6))がありました。
イヌエンジュもとても楽しかったですね。
何か1つでもいいですから、四季を通じて観察できる植物がありましたら、観察してみてくださいね。
イヌエンジュとアイヌ文化との関わりも、以前の記事に書かれていますので、時間がありましたら、ぜひ、そちらもお読みくださいね。
それでは、『樹木愛』でこれからもよらしくお願いします!
最後までお付き合いしていただきまして、本当にありがとうございました!
お元気で!
・木霊の楽園!北海道!樹木をみよう~(4)イヌエンジュ阿寒湖編
・木霊の楽園!北海道!樹木をみよう~(9)イヌエンジュ(その2)芽吹き
・木霊の楽園!北海道!樹木をみよう~(12)イヌエンジュ(その3)お花
・木彫りのフクロウの見方 3 エンジュの材のフクロウ
・「”木彫りの熊”好き」の方には読んでほしい~価格の違いがわかる!「木彫りの熊」の見方5 エンジュ材・埋もれ木(神代木)の熊
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