みなさん、こんにちは～。
ごきげんいかがですか～。
木彫り屋店長 まさまるです。
6月に入り、いろいろな花が咲いてきました。うれしいです。
でも、植物の中には、「あれ～、これ今年、咲かないね～」なんてものもあります。
7，8年毎年ずっと咲いていたのに、今年、咲きません（ちなみにハクサンシャクナゲ）。
何が原因なのでしょうかね？
理由はあるはずですが、わかりません。植物も奥が深いですね（深すぎる～！）。
ブルーベリーの花が咲いてきました。
スズランに似たかわいい花です。所々、ピンク色のつぼみから白のお花が咲いてきています。秋には、ブルーベリー摘みができるかなぁ～！
楽しみです。
しかし去年は、鹿に食べられて、悲惨でした。ブルーベリーの新芽や葉っぱの一部、またその他の野菜の芽も食べられてしまって、収穫の喜びに浸ることができませんでした。
農家さんの大変さを少し実感しました。
そこで今年は、野菜庭園に素人の手作り鹿除けネットを張ってみました。
まず、倉庫にあった角材をだしてきて、杭をつくり、ゴムハンマーで杭を打ち込み、ネットを張ってみました。さて、今年は、どうなるかなぁ～。ブルーベリーのネット張りも急がねば・・・。
先端を尖らせるためのヤスリがけは、電動工具を使わなくてもできると思います。
今年は、秋の収穫ができますように（祈り）！
さて、今回は、実用的？な木彫りの置物を少し紹介します。
お酒のビンを置いたりする木彫りです。
当時は、たくさん種類があったのですが、最近はほとんど作られていません。
知っている人は、すごく懐かしいのではないでしょうか！
写真を中心に４つ紹介します。
その前に、アイヌ文化では、お酒は、どのようなものだったのでしょうか？
アイヌとお酒については、加藤百一さんによって、詳細に50年以上前に書かれています。（詳しく知りたい方は、そちらを読んでみてくださいね）
アイヌの儀式の中では、お酒は欠かすことのできない重要なものです。天界（カムイモシリ）にいるカムイ達に捧げるものです。
（カムイに対する）感謝や安全の祈りを、言葉では表現できないことを補う祭具イクパスイを使用して（アイヌと神の間の通訳をしてくれる）、カムイモシリのカムイ達、またはカムイモシリに旅立つ霊（カムイ）に捧げます。お酒の一滴が、神の国では、一樽になるそうです。
松浦武四郎の探査記などを読むと、（道案内のアイヌの人々たちとの）旅の安全を祈る時などは必ずお酒がでてきます。
また、同じ探検記では、武四郎は、アイヌの人々へのねぎらいとして、（お礼などに）タバコやお酒をあたえています。それだけ喜ばれたからでしょう。
アイヌ文化では、稗（ひえ）のお酒づくりがよく紹介されています。稗を炊いて、それに少量の麹を入れて作られていたそうです。
天塩本面では、カツラの木の皮の煮汁で飯を炊いて、やはり麹を入れて、お酒を作っていたという記録があります。
お酒づくりは、長い長い歴史がありますね。お神酒ともいわれるくらい、神話の世界からですね。
ちなみに、麹（こうじ）は、（正式に言うと、こうじカビは）国菌に指定されているそうです。
納得！
１．ボトル抱え熊ちゃん
２．一升瓶を抱える熊
３．アイヌ酋長ボトル入れ
４．のんびりしましょう！一休み一休み！
４．のアイヌ酋長ボトル置きをみると、ほのぼのしますね（昔は感じなかったけど）。
今回は、ダルマ（ウィスキー）のビンばかりでしたが、これらが製作されていた当時、ダルマ（ウィスキー）が流行っていました、からですね。35年くらい前か？
まだまだ、ワインや一升瓶、ウィスキーを置くいろいろな形の木彫りがあります。クマだけではなく、キツネ、フクロウ、サケ、アイヌ酋長など。
また見つけたら紹介しますね。
では、今回は短めですが、これでおしまいでーす。
最後まで、お付き合いしていただきまして、本当にありがとうございました！
これからも『木彫り愛』、『樹木愛』の心で、よろしくお願いします。
お元気で！
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