37. 木彫りの熊(12)~フキと木彫りの熊 怪しいフキと愉快な仲間たち

ブルーベリーの花1アイヌ文化
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みなさん、こんにちは~。
ごきげんいかがですか~。
木彫り屋店長 まさまるです。


先日、ホントに久しぶりに摩周湖、硫黄山、屈斜路湖、美幌峠の観光コースをまわってきました(この話しは、また後日)。

このコースをすべて周ったのは10年以上前ですかね~。覚えていないくらい前ですね。
コロナ禍で、観光のお客さんは、まばらでした。仕方がないと言えばそれまでですが、寂しかったですね~。

阿寒湖を出発して、まず双湖台に寄りました。双湖台の駐車場に、エンジュの木の並木がありました。自分の好きな樹木です。

好きな樹木の場所をチェックしておく

これ大事ですよね。樹木を覚える際に。

その樹木が、季節によってどのように変化するか、その様子を観察しやすくなりますよね。

阿寒湖では、エンジュの木をチェックしている場所が少なかったので、この発見はうれしかったです。(阿寒湖では、今のところ3ヶ所)

エンジュ並木 双湖台駐車場
エンジュの木(双湖台の駐車場)並木になっていました。

以前、木霊の楽園!北海道!樹木をみよう!シリーズ(8)でフキをとりあげました。

今回は、その「フキと木彫りの熊」の作品を3点紹介します。

それでは、みなさん、『木彫り愛』、『樹木愛』の心で、よろしくお願いします。

目次


フキ登り熊

フキ登り熊は、「”木彫りの熊好き”の人には読んでほしい」木彫りの熊の見~基本編(10)の形のユニークな「木彫りの熊」(変り種)でもとりあげていますが、ここでも見てみたいと思います。

ふき登り熊エンジュ1
エンジュ材、フキ登り熊(八丁作)

子熊がフキにつかまっています。ホントおもしろい作品です。

すべて1本の材料から彫り上げています。材料は、堅いエンジュの木です。

つや出しは、しておりますが、着色は、いっさいしていません。黄色に見えるところはエンジュの外側の色になります。

エンジュの木の輪切り1
エンジュの木を輪切りにしたもの。外側が黄色。
エンジュ材マグカップ
エンジュの木のマグカップ。普通に使用できます。


フキかぶり熊

この作品は、子熊がフキをかぶって一休みしている作品です。

フキの彫りをみると、フキの葉っぱの形や葉柄のところが少し怪しいのですが、一応、熊ちゃんが入る葉っぱの大きさを考えて、「フキ」として見てくださいませ。

フキかぶり熊1
フキかぶり熊。リラックスしてますな~。(牧田作)
フキかぶり熊2
フキかぶり熊。一休み一休み。

熊の体は、「毛彫り」です。丁寧に彫っています。材料は、シナノキですね。

ホントおもしろいですね。フキの葉っぱをかぶってリラックスしているなんて。もしかしたら雨でも降っているのかな?いろいろ想像できますね!


フキ持ち熊(色)

3つ目は、シナノキの色塗り仕上げの、フキ持ち熊ちゃんです。

フキ持ち熊ちゃん(シナノキ色)

おすわり

ちょこんとお座りして、傘のようにフキをもって、かわいいですね。

材料は、シナノキです。色塗り仕上げですね。このタイプは、あまり見かけないと思います。

それでは最後に、フキの写真をどうぞ!(今は道端はフキだらけですょー。6月下旬)

大きなフキの葉っぱ1
大きなフキの葉。いつ見ても、すごい!と感じます
フキノトウ雌花の種子(綿毛)
成長したフキノトウの雌花(種子を飛ばす)

それでは、少し短めでしたが、今回は、これでおしまいです。

最後まで、お付き合いしていただきまして、本当にありがとうございました!

また、お元気で!

木霊の楽園!北海道!樹木をみよう~(8)フキ~不思議な違和感

「”木彫りの熊”好き」の方には読んでほしい~価格の違いがわかる!「木彫りの熊」の見方
基本編1 鮭をくわえた四つん這いの熊(シナノキ)
基本編2 後ろ側の彫り方(肩やおしり)
基本編3 塗装などの仕上げ方について
基本編4 彫り方いろいろ
基本編5 エンジュ材・埋もれ木(神代木)の熊
基本編6 イチイ材・センノキ・クルミの熊
基本編7 覚えておきたい熊の形10種類 前半(1~5)
基本編8 覚えておきたい熊の形10種類 後半(6~10)形が複雑に
基本編9 表情熊について
基本編10 形のユニークな熊
木彫りの熊(11)~シケカムイ(鮭背負い熊・荷物を背負った熊)何だ!何だ!この形は!?
木彫りの熊(13)~シナノキ(白木)この優しい感じがいいんだなぁ~!
木彫りの熊(14)~イチイ(オンコ)①逸品!阿野洋二郎さんの作品
木彫りの熊(15)~イチイ(オンコ)②吠え熊
木彫りの熊(16)~もっこ背負い熊 いい仕事してはりますなぁ~!

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