71. 阿寒湖ボッケ遊歩道~②年始め(2022年1月初旬)木霊にご挨拶!

エゾノバッコヤナギ2022年1月初旬自然
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みなさん、こんにちは~。
木彫り屋店長 まさまるです。

2022年(令和4年)、あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いします

さて、2022年(令和4年)になりました。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

自分自身は、日々、たのしく。これまた修行。”の精神で、今年も明るく、たのしく、いきたいと思っています。


では、年明けの阿寒湖です。

年明けの阿寒湖(2022年1月7日)、氷を張るため、水をまく漁業組合の方たち
氷が薄い阿寒湖(2022年1月7日)、遠くには、まだ青い湖

去年の12月(2021年)が、暖かかったせいか、年が明けてからもまだ、十分な氷が張っていない状態の阿寒湖です。

この週末には、ワカサギ釣りを目当てに、阿寒湖にいらっしゃった方々(家族連れ)も多かったと思います。

今、漁業組合の方々が、がんばって、(氷を厚くするために)水撒きをしています。来週の週末には、何とかなるかもしれません。もう少々お待ちくださいませ。

相手は、自然なので、時には思うようにはいかないものですね。

阿寒湖のワカサギは、゛おいしい!ですよ~、ホントに。

参考までに、1ヶ月前(去年12月初旬)と年末の阿寒湖の写真を載せておきます。

去年12月初旬のの阿寒湖。暖かく、全く凍る気配なし。(2021年12月初旬)
去年の年末の阿寒湖。雪景色。阿寒湖、氷なし。(2021年12月末)

それでは、今回は、阿寒湖温泉の観光名所「ボッケ遊歩道」を歩こう!

ということで、年明けのボッケ遊歩道(半分の道のり)を、急に思い立って、日没1時間半前に出かけ、観察してきました(汗)。よかった~!(喜)

以前にも、「早春のボッケ遊歩道」の話題を取り上げたのですが、季節ごとに観察できたらいいなぁ~なんて思っていたら、それっきりになってしまいました。すみません。今年は、こまめに足を運んで観察していく決意です!(汗)

早速、ボッケ遊歩道(の半分)を、写真を多く載せながら見ていきましょう!

よろしくお願いします。

阿寒湖温泉ボッケ遊歩道

ボッケ遊歩道入り口(2022年1月初旬、右に阿寒湖畔エコミュージアムセンター、左に前田一本園財団事務所)
ボッケ遊歩道入り口(2022年1月初旬)

まずは、ボッケ遊歩道入り口です。右手に、阿寒湖畔エコミュージアムセンターがあり、左手には、前田一歩園財団事務所があります。ちなみに、入り口は、第一遊覧船乗り場の横からの入り口もあります。

この時期、この時間は(午後2~3時)、人が少ないっていうか、誰一人いませんでした。ひっそりしていました。

でも、温かく迎えてくれたのが、イヌエンジュイチイの樹木たちでした。

手前がイヌエンジュ。左うしろが、イチイ。(2022年1月初旬)
上品に佇んでいるイチイの木(2022年1月初旬)

イヌエンジュもイチイも、樹皮には、鹿除けネットが張ってありました。遊歩道には、その他にもオヒョウシナノキなどにも巻いてありました。鹿が樹皮を食べてしまうと、その樹木は枯れてしまいますから、仕方ないですね。鹿の被害がとても増えています。鹿を捕らえる罠なども設置されています。

早速、進んでいきます。そして後ろを振り返ります。その写真です。さらに進んで行くと、木の標識があります。

ボッケ遊歩道から少し進んで、入り口方向を見る。
なかなか味のある木の標識(2022年1月初旬)

きれいに整備された木の標識が立っています。

ボッケまで300メートルです。近いですね。

気温は、-7℃。
この時期では、決して低い気温ではないですね。
雪は、20cmほど。たいしたことないです。
でも、油断禁物!
厚手の上着(ダウンやコートなど)、滑り止めの効いた靴(できればハーフサイズ以上の)、手袋、帽子などは、必要!


ボッケ方向に、さらに進行します。

ボッケに向かって進む!
さらにボッケに向かって!もうすぐ!

さらに、阿寒湖に近づいていってます。やはり、時折、鹿除けネットを巻いた樹木があります。人影はありません。動物たちもいません。自分の雪を踏みしめる音だけです。静寂の世界!これがたまには、必要かも!

ボッケとは、アイヌ語で「煮え立つ」という意味です。泥が火山ガスと一緒にボコボコと噴き出ています。その温度は、100℃以上です。

さぁ、ボッケに近づいてきました。硫黄の匂い?がしてきました。その前に、急に、雪がない場所ありますよ。

火山性地熱地帯であるため、この付近だけ雪がありません。
ここに住む珍しいコオロギなどを保護するため柵がつくられています。

コオロギ類に関する保全告知の看板

雪の無いこの場所に来ると、足場がしっかりするので、一息つけますね。ほっ。

このコオロギ類保全の柵の向かいが、ボッケです。

その前に、カツラの木に挨拶していきましょう!(この保全柵の横にあるのが、カツラの木です)

カツラの木は、樹齢が長く、゛森の精霊”、゛森の番人”などと呼ばれることが多く、神木になっていることも多い樹木です。

それでは、カツラの木とボッケの写真です。

カツラの木(ボッケ遊歩道、ボッケの近く)にご挨拶、2022年1月初旬
ボッケ、火山性ガス、その温度は100℃以上。

ボコ、ボコ、ボコ。地球は、活動しています(大げさかもしれませんが)。静寂の中、ボコ、ボコ、ボコ。

ここまで、入り口から10分から15分です。もう阿寒湖が見えますよ~!

今の時期(1月初旬)は、阿寒湖が凍っているときもあれば、まだ凍らず、もうそろそろ、「凍ろうかなぁ~」とする阿寒湖が見られます。今年は、最初にも言ったように、12月が暖かかったので、しっかり凍っていくのは、これからです。

では、ボッケ付近からの阿寒湖と、桟橋からの阿寒湖、そして雄阿寒岳を順に見てみましょう!

阿寒湖(2022年1月初旬)

阿寒湖2(2022年1月初旬)

こちらは、全然凍っていないですね。

ボッケの近くは、確かに水温は、高めになるようです。

でも、これからどんどん凍っていきますよ~

2月頃、チェックしてみましょう。

それでは、手前の桟橋から、波打ち際雄阿寒岳を見てみましょう。

ボッケから見る阿寒湖波打ち際、遠くの山は、フップシ岳か?
波打ち際(阿寒湖ボッケ桟橋から)、2022年1月初旬、午後3時過ぎ

波打ち際は、凍ってきてますね。もう少しすると、たぶんこの桟橋は、雪や氷に覆われ、立ち入り禁止になりますね。

実際、自分がこの桟橋に降りる前に、アイスバーンにはまって、スッテンころり(涙)。油断大敵とか言っておきながら・・・(汗)

逆方向には、雄大な雄阿寒岳がそびえています。

ボッケ桟橋からの雄阿寒岳(2022年1月初旬)
ボッケ桟橋からの雄阿寒岳2(2022年1月初旬)

雄大ですね~!

心が洗われる~!

風が冷たい~!

ボッケ遊歩道(正確には、ボッケ自然探勝路)は、エコミュージアムセンターの説明によると、


日本で一番酸素濃度が高い森


らしいです。

これだけでも探索してみる価値は、ある!、と思います。

それに原生林や自然の動物たち。冬は、なおさら空気も澄んで静か、です。

ぜひ、阿寒湖温泉にいらしゃった時は、ボッケ遊歩道を歩いてみませんか。入り口からボッケの桟橋までの往復20~30分くらいです(一周は、40分~1時間)。

以上、2022年(令和4年)の最初は、阿寒湖畔のボッケ遊歩道でした。心が落ち着きました。

それでは、みなさん、最後までお付き合いしていただきまして、本当にありがとうございました!

今年もみなさんにとって、良い年になることを心からお祈り申し上げます!

お元気で!

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